Communicative Language Teachingを利用したRanking Activityの例を紹介します。


  Communicative Language Teachingでは大原則として母国語の利用は許されていません。 文法などに重きはおいておらず、英語のみを利用してコミュニケーションを取れる事が何よりの 目標なので、多少間違っていようが意図している事が正しく伝わっていさえすれば正しいと考えます。
  海外では移民施設などで、早く現地に馴染む為に、さらに現地で同じ状況にある知人を 作りながらという目的も兼ねた場所で良く使われている教授法ですが、これを日本でやるとなると、 一番いいのは1つの文法やシチュエーションのテーマに沿って、これを使いこなす事を目標にする形が 一番効果的な利用法なのではないかと考えています。
  今回は、そのCommunicative Language Teachingを利用した1つの授業の形として Ranking Activityを紹介しようと思います。

Ranking Activity

≪ルール≫
  1つのテーマに沿って挙がった選択肢を、どの選択肢が自分に取って1番、2番・・なのかを英語で 語ってもらいます。
  ある程度これに、英語で理由を述べる事が出来れば言う事はありません。
  目標とするのは「I like ○○ best of the three.(私はその3つの中では○○が一番好きです)」などの使い慣れです。

≪準備≫
  講師は、四季、動物、映画など、それぞれについて複数の選択肢を事前に準備 しておくと良いでしょう。

≪授業イメージ例≫
講師:Today, we will practice some phrases like
    I like ○○ best of the three.     ○○ is the best in △△.
講師:Well, which season do you like the best in a year?
生徒A:Oh, of course, I like summer the best of all seasons.
講師:Why is it?
生徒A: In summer, we have a lot of events like fire works festivals.
講師:OK, B, which season do you like the best in a year?
生徒B: I like spring the best in four seasons.
講師:Not 'in four seasons'. 'of four seasons'.
生徒B: 'of four seasons'.
講師:From the beginning.
生徒B: I like spring the best of four seasons.
講師:Why do you like spring?
・・・
...

  上記のように、誤文訂正も英語で行います。基本的にその間違いの理屈は述べません。 英語でコミュニケーションするのに慣れるのが目的で、正しい英語を喋るよりは 「言い慣れる」事の方が遥かに大事と考えます。
  「何故間違いなのか?」をとても知りたがる日本人の性格的にはなかなか受け入れにくい 教授法なのですが、実際「使えない英語」と酷評される日本人にはむしろこれが必要とされている 教授法なのかも知れません。参考にしてみて下さい。